旭山動物園ってどんなところ?
日本動物園水族館協会に加盟する園館の中で、最も北に位置するのが「旭山動物園」です。旭川市にあるので、「旭川(あさひかわ)動物園」と間違えやすいですが、「旭山(あさひやま)動物園」です。1990年代には、来園者が当時の全盛期の半分まで減ってしまい、廃園の危機に立たされます。しかし、1997年から動物の本来の生活や動きを引き出す「行動展示」にフォーカスした動物園作りに取り組み、全国でも人気の動物園となりました。アザラシが透明のトンネルを泳ぐ映像や画像は、北海道民ではない方たちも一度は見たことがあるのではないでしょうか。2007年には、第一位の上野動物園に次ぐ、年間307万人の来園者を記録しています。例年トップ5に入る人気ぶりです。 広さ約15ヘクタール、サッカーグランドにするとおよそ30面程度です。みなさんの平均滞在時間が約2〜3時間といったところからも、ちょうど良い広さということがうかがえます。さらに、園の大きさに対してレストランや売店の数が多い印象です。ザンギ(北海道での、鶏のから揚げの呼び名)や旭川ラーメンなどの北海道らしいメニューが揃っています。
旭山動物園のおすすめポイント
季節ごとで違う動物園
「旭山動物園」の特徴は、季節によって違う顔を見せてくれるという点です。その特徴がより現れるのが冬です。雪の世界の中にいる動物たちは、SNS映えすること間違いなしです。しかし、旭川市の冬の気温は、最高気温でも氷点下のことが多いです。温かい服装や滑りにくい靴で行くなどの対策はお取りください。旭山動物園名物の「ペンギンの散歩」は、冬期の積雪時にしかみられないイベントなので、冬に行くのであればかわいいペンギンたちの姿に癒されずには帰れません。しかし、冬期は見られない動物や展示時間が短くなる動物がいるので、お気をつけください。
冬の北海道の寒さには耐えられないという方や子どもがまだ小さいから心配だなという方には、夏をおすすめします。夏の旭川市の平均気温は、約20℃と過ごしやすい気候です。夏休みということもありますが、8月の来園者数が一番多いことからも過ごしやすい夏の動物園の人気がうかがえます。
動物が活き活きしている行動展示
展示動物は、みんなが知っている動物や北海道に身近にいる動物が多いです。しかし、動物たち感性を発揮できる環境を作り、動物の本来の生活や動きを引き出す「行動展示」によって動物たちが活き活きとしています。特別珍しい動物がいるわけではありませんが、全く飽きることはありません。テナガザル館には、高さ14mの鉄塔があり、そこにブラキエーション(長い腕で雲梯を渡るような動き)をしながら行く様子や、施設内のロープや鉄棒を使っての動きは必見です。
ホッキョクグマ館には、「シールズアイ」と言われる半球状のカプセルがあり、水中から顔を出すアザラシの視点からホッキョクグマを見ることができます。他にも深さ約3mのプールの中を動く、カバの動きをあらゆる角度から観察できたり、キリンを下からの目線から観察できたり、各動物とても工夫がされています。「動物たちがどんな動きをするのかな?」「この道具はなんのためにあるのかな?」なんて、子どもたちと想像しながら回るのも面白いかもしれません。
コラボグッズも満載
さらにコラボグッズも人気を集めています。アウトドア用品で有名な「モンベル」とのコラボでは、背中にはアザラシのイラストがプリントされたTシャツが販売されています。色違いで大人サイズと子どもサイズがあるので、親子でお揃い、兄弟姉妹でお揃いコーデとして、買うのもおすすめです。その他にもルームウェアや子ども服、ベビー服で有名な「ジェラートピケ」とのコラボグッズも販売されています。
※販売の状況や価格は公式サイトをご確認ください
旭山動物園の基本情報
アクセス
営業時間
・夏期開園
6月〜10月中旬 午前9時30分~午後5時15分(最終入園/午後4時00分)
10月中旬〜11月頭 午前9時30分~午後4時30分(最終入園/午後4時00分)
・夜の動物園
お盆期間 午前9時30分~午後9時00分(最終入園/午後8時00分)
・冬期開園
11月中旬〜4月初旬 午前10時30分~午後3時30分(最終入園/午後3時00分)
※詳しい開園時間は、公式サイトで必ずご確認ください。
休園日
4月、11月初旬、年末年始に休園期間あり
※詳しい休園日は、公式HPで必ずご確認ください。
入園料
大人 ¥1000、小人(中学生以下)無料
公式サイト
旭山動物園公式サイト https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/