上野動物園ってどんなところ?
東京都台東区に位置する恩賜上野動物園(おんしうえのどうぶつえん)。その知名度は、日本国内の動物園、水族館で№1と言っても過言ではないしょう。1882年開園と、日本の動物園の中では最も古いのが上野動物園です。遠足やピクニックなど地元の人から観光客まで幅広く親しまれています。老若男女に愛される場所です。さらに、来園者数を見ても例年、日本一です。パンダの来園や赤ちゃんパンダの公開など年度によって異なる部分はありますが、毎年約400万人もの方が来園しています。
広さ約14.3haの敷地面積です。みなさんの平均の滞在時間は、1時間半~3時間半です。これに関しては、他園と比較しても平均的かと思います。さくっと見る人にもじっくり見る人にもどちらも楽しめるのも人気の秘訣かも知れません。園内のレストランや売店で食べるもよし、園の外の周辺のレストランで食べるもよし、動物園内や公園内でお弁当を食べるのもよし、と選択肢は様々です。
上野公園内に、「東京国立博物館」「国立科学博物館」「国立西洋美術館」など周辺の施設も充実しているので、動物のみならず文化や芸術を学ぶ絶好のエリアです。「国立科学博物館」は、動物園以外にも科学や動物のことを学べるので合わせていくのも、おすすめの施設です。
上野動物園のおすすめポイント
大人気動物「ジャイアントパンダ」
上野動物園といえば、やはりジャイアントパンダです。パンダのかわいさは無論ですが、ここでパンダを推す理由としては、見られる動物園の少なさです。数多くある日本国内の動物園を探しても、王子動物園、アドベンチャーワールド、そして上野動物園の3ヶ所しかありません。
森の貴婦人「オカピ」
まだまだ珍しい動物はたくさんいます。次におすすめするのが別名、森の貴婦人と呼ばれる「オカピ」です。お尻や足がシマシマなのでシマウマの仲間に間違えられることがあるのですが、キリンの仲間です。野生のオカピたちも数が減っている希少な動物です。さらにパンダ同様に日本国内で見られる動物園も3ヶ所しかありません。上野動物園の他は、神奈川県横浜市にあるズーラシアと金沢動物園のみとなっています。
小さい小さいカバ「コビトカバ」
最後は、「コビトカバ」をご紹介しましょう。コビトから連想できるように小型のカバです。普通のカバと比べて、体長は半分ぐらい、体重は1/8ぐらいとミニサイズのカバです。丸っこいフォルムに癒されます。ミニサイズといっても成獣はずっしり詰まって250㎏ぐらいあるそうです。パンダとオカピよりは飼育している動物園は多いですが、コビトカバを見られる動物園は日本で数か所しかありません。
世界珍獣のホットスポット
実は、「ジャイアントパンダ」「オカピ」「コビトカバ」は、特徴的な見た目や生態、希少さから「世界三大珍獣」と呼ばれています。この三大珍獣を一度に見ることができるのが、上野動物園だけというホットスポットというわけです。
凛々しいイケメン「ハシビロコウ」
もう一種おすすめしたいのが、ハシビロコウです。鋭い眼光、立派なくちばし、藍鼠(あいねず)色の羽根。見るからにかっこいい鳥です。そして何より動かない。元々、野生ではエサである魚を採るためにじっとしているそうです。動物園のハシビロコウは意外に動くという噂もありますが、時間の許す限り動かない姿を観察してみては、いかがでしょうか。
上野動物園の基本情報
アクセス
上野動物園に車で行くことは、公式のホームページでも推奨されていません。専用の駐車場がないため、周辺の有料駐車場の利用となります。電車の場合には、一般的なのが東園にある表門です。西園を最短で目指すのであれば、西門か池之端門になります。
営業時間
9時30分~17時
休園日
月曜日(月曜日が国民の祝日や振替休日、都民の日の場合はその翌日が休園日)
年末年始(12月29日~翌年1月1日)※一部の月曜日を開園することもあります
入園料
一般 600円
65歳以上 300円
中学生 200円
都内在住在学の中学生 無料
小学6年生まで 無料
年間パスポート(購入日から1年間有効)
一般 2,400円、65歳以上 1,200円
公式サイト
上野動物園公式サイト https://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno/