安佐動物公園ってどんなところ?
広島県広島市安佐北区にある「安佐動物公園」。広島市の幼稚園や小学校の遠足といえば、ここに行くのはお決まりです。1971年開園と歴史は長く、広島市民や広島県民から愛される動物園です。入園料は大人510円と一般的かやや安いように感じます。さらに、中学生以下は無料で入園できるので、子どもたちと行くことを考えるとかなりお得です。平均の滞在時間は、2時間~3.5時間程度です。午前中だけ、午後からといった半日という時間でも、十分に楽しむことができます。園内の施設は、昔ながらのレトロな部分と改修されている新しい部分が共存しているといった感じです。園内の貼り紙が広島弁になっているのも、安佐動物園らしさといっていいでしょう。
ゾウ、キリン、シマウマ、トラ、ライオン、チーター、レッサーパンダなどなど動物園の人気動物たちが揃っています。小さな子どもから大人まで楽しむことができそうな動物のラインナップです。園内には、移動手段となるのような乗り物はなく、頼りになるのは自分の足のみです。見たい動物や行きたい場所などを決めて、無理せずに回りましょう。
園内のレストラン「食堂バクバク」では、カレーやラーメン、うどんのメニューのほか、アイスクリームも販売しています。「軽食喫茶どんぐり」では、フランクフルトやアメリカンドッグといった軽食がメインです。春や秋のぽかぽか陽気には、お弁当を持っていて広場でピクニックもおすすめです。
安佐動物公園のおすすめ
顔はエジプトの神?鳴き声は犬?
動物園内へ入るとすぐに、ヒヒ山が見えてきます。ここにいるのは「アヌビスヒヒ」という種類のヒヒです。エジプト神話に出てくる「アヌビス」。黒いジャッカルのような頭に人の体というあの神様が名前の由来となっているそうです。動きや仕草、個体同士の関係性は、見ていて飽きません。さらに、アヌビスヒヒは鳴き声も特徴的で、少し太めの声で「ワンワン」と鳴きます。これだけでも一聴の価値はあるかもしれません。
遊びながら学べる動物園
園内奥の「ぴーちくパーク」では、ミニブタやヤギ、ヒツジのふれあいが予約や整理券なしで参加することができます。テンジクネズミ(モルモット)のふれあい、土日祝日開催のポニー乗馬など、様々なイベントが開催されています。入口の門をくぐってすぐにある動物科学館では、ゾウ、ゴリラ、ヒツジなどの動物の力を綱引きのゲームで体感することができます。この他にも動物の視力、ウンチなど様々な展示があり、楽しみながら学べるスポットです。
クイズラリーに参加するのもおすすめです。動物を観察したり、動物園の説明文を読んだりすることで答えが分かるクイズが用意されています。幼児向けのレベル1から徐々に難易度が上がっていきます。子どもたちに合ったレベルで挑戦してみましょう。目的を持って動物園を回ることで子どもたちが飽きないで楽しんでくれるかもしれません。
広島といえば、カープじゃろ!
レッサーパンダやトラ、ライオンなどの人気動物は、言わずもがなでおすすめです。しかし、ここ安佐動物公園の「ツキノワグマ」です。ツキノワグマの「クラウドくん」には、変わった特技があります。それが「バット回し」です。両前肢を上手に使って右に、左に、時には空中に投げてキャッチ!とにかくすごいです。当時、広島カープに所属していた栗原健太選手が、クラウドくんにバットをプレゼントした話は、カープファン内では有名な話です。
さらに、グッズにも広島らしさが満載です。地元の人気球団「広島東洋カープ」とのコラボグッズが豊富にあります。ユニフォームやキャップを被った動物たちが描かれたタオルやTシャツは、カープファンのみならず思わず欲しくなるグッズです。
安佐動物公園の基本情報
アクセス
広島駅からアストラムライン上安駅まで約30分です。旅行の際は、時間に余裕を持って来園しましょう。
営業時間
9:00~16:30(入園は16:00まで)
休園日
毎週木曜日(祝日は開園)
入園料
大人(18歳以上65歳未満) 510円 | |
大人(65歳以上) 170円 | |
小人(高校生及び18歳未満) 170円 | |
乳幼児、小・中学生 無料 |
公式サイト
安佐動物公園公式サイト http://www.asazoo.jp/
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