動物図鑑|コアラ

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コアラの赤ちゃん

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基本情報

動物名|コアラ(Koala)
学 名| Phascolarctos cinereus
分 類|双前歯目コアラ科(カンガルーの仲間)
大きさ|体長:60~85センチメートル
    体重:6~14キログラム
寿 命|野生下:10~13年
    飼育下:およそ15年
エ サ|ユーカリの木の葉
生息地|オーストラリア東部~南東部のユーカリ林

コアラの生息地

コアラの生態

コアラのくらし

木の上を歩くコアラ

コアラの餌

主食はユーカリの葉です。ユーカリの種類はおよそ600種類ですが、食べるのはその中の十数種類程しかなく、個体によって好みもあります。1日に食べるユーカリの葉の量はおよそ500グラムです。

・ユーカリの葉には毒があり、特に若い葉には大型の草食獣が死んでしまうほどの強い毒があります。しかしコアラのお腹の中には毒を分解する微生物がいるので、ユーカリの葉を食べることができます。他の動物たちが食べることのできないユーカリの葉を食べられることで、生き残るための餌の食べ分けをしています。

・水分は若いユーカリの葉や新芽から補給しているため、水を飲むことはほとんどありません。

・ユーカリの葉しか食べないコアラの餌代はかなり高く、年間で1頭当たり1000万円以上かかっている動物園もあります。これは、ユーカリの木が日本にないため、注文して育ててもらわなければならないからです。

コアラの天敵

主な天敵はオオトカゲやフクロウ、ニシキヘビ、ペットのイヌやネコ、人間が他の地域から持ち込んだ動物などです。

・1日の内のほとんどの時間を木の上で休んだり、眠ったりして過ごしているのは、木の上でくらすことで、地上にいる天敵から逃げる必要がなくなるからです。

・繁殖期や別のユーカリの木へと移動する時には地上へ下りてくることがあります。そこで天敵に襲われそうになると四足歩行で走り、時速20キロ程の速さで逃げ出します。

・木の上での生活が中心となっているため、森林火災が起きた際には逃げ遅れて命を落とすこともあります。

コアラの睡眠時間

夜行性なので昼間はほとんど眠っており、夕方や夜になるとユーカリの枝の先へ移動して葉を食べます。1日の睡眠時間はおよそ20~22時間と、とても長いです。

・主食であるユーカリの葉は栄養が少なく、更に毒もあるのでその毒を分解するためには多くのエネルギーが必要となります。そのため、食事の時間以外は動かずに休んだり、睡眠に当てたりすることでエネルギーの消費を減らしています。

・木の又で長時間、腰かけていても邪魔にならないようにしっぽが退化したといわれています。おしりのまだら模様はカモフラージュのためにあり、地上から見た時に曇り空に浮かぶ雲と似ています。

コアラの鳴き声

オスは自分の縄張りを主張したり繁殖期にメスを呼び寄せたりするために鳴きますが、メスが鳴くことはあまりありません。

・単独、もしくは稀に少数頭の群れで生活するため、1本のユーカリに1頭のコアラしか登りません。自分の木に他のコアラ近づいてきた時は、威嚇として鳴くことがあります。鳴き声は大きくて低く、ロバに似たような声です。

・哺乳類は声帯の大きさによって声の低さが異なります。声帯が太いと低い声が出るので、体の大きな動物のほうが声帯も大きく低い声で鳴くことができ、小さなネズミなどは体が小さいので声帯も小さく、高い声でしか鳴くことができません。しかしコアラは、哺乳類の中でも体の大きさの割にとても低い声で鳴くことができます。これはコアラにしか確認されていない口蓋声帯という部分に秘密があるようです。

コアラのからだ

コアラの親子

コアラの赤ちゃん

コアラの妊娠期間は30~36日と短いので、およそ2センチ、5グラム程度と超未熟児で生まれてきます。目も開いていないとても小さな体で、生まれてすぐに母親のお腹の袋、「育児のう」へと自力で入ります。

・袋の中には小さな乳頭があり、1度吸い付くと6ヵ月は離れません。赤ちゃんが成長していくにつれ、乳頭も大きくなっていきます。およそ6ヵ月を袋の中で過ごした後、袋から顔を出しますが、袋から出てくるようになっても1才頃までは母親と一緒に過ごします。

・父親が子育てに関わることはなく、お腹の袋も持っていません。

・袋の入口は下向きについており、赤ちゃんは離乳食として母親のうんち、「バップ」をおしりから直接食べることができるようになっています。離乳後の赤ちゃんは「バップ」を食べることで、親のお腹の中の微生物を取り入れ、自分の体の中でユーカリの毒を分解することができるようになり、食べられるユーカリの葉の味もわかるようになります。

コアラの鼻とにおい

コアラの顔の中でも特に目をひく、黒くて大きな鼻には毛が生えていません。

・嗅覚はとても優れており、600種類もあるユーカリの中から好みのユーカリの葉の匂いを嗅ぎ分けることができます。

・オスは胸のあたりに臭いを出す「臭腺」があり、臭腺から出る分泌物を木に付けて自分の縄張りを主張します。臭腺から出る分泌物が毛について、オスは胸の毛が茶色っぽくなっています。

コアラの盲腸

盲腸の長さはおよそ2メートルで、この盲腸の中にいる微生物がユーカリの葉を消化したり、毒を分解したりして体に栄養を吸収しやすくする役割を持っています。

・哺乳類の中でも最大級の、長くて大きな盲腸があるので、お腹がぽっこりと出ています。

・ユーカリの毒を分解するのにはとても時間がかかるので、食べたユーカリの葉はうんちになって出てくるまでにおよそ1週間かかります。

教えて!コアラの飼育員さん

動物園に行ったら、コアラのこんなところに注目してみて!

飼育員
飼育員

のんびりとエサを食べている姿や眠っている姿がほとんどですが、丸くなっていたり、大胆に肢を伸ばしていたり、とコアラたちの寝相にも個性がります。コアラの様にのんびりと観察していれば、木から降りて歩く姿や鳴き声を聞くことができるかもしれません。

コアラの飼育はどんなことが大変?

飼育員
飼育員

時期によって好みが変わったり、同じ種類のユーカリでも成長具合によって食べなかったり、とグルメな所があるので常に数種類のユーカリを用意しています。さらに、ユーカリは日本に自生していないので農家の方に注文して育ててもらわなければならず、エサとなるユーカリの確保は大変なことの1つです。また木の上でくらす動物なので爪が鋭く、抱っこして移動させなければならない時は、爪が刺さらないように気をつけています。

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